製造業世界大手米HPは9月18日、海洋プラスチックごみを回収し、リサイクルした再生プラスチックを活用した世界初のノートPC「HP Elite Dragonfly」を発表した。同社は、カリブ海の島国ハイチでプラスチックごみの回収を実施しており、すでに450t以上の海上プラスチックごみをリサイクルしてきた。
今回発表した「HP Elite Dragonfly」は、内蔵スピーカーの50%が再生プラスチック(内5%は海上プラスチックごみだったもの)で構成されており、本体は標準装備で1kg以下と世界最軽量水準。
同社は2018年10月、海上プラスチック問題の国際イニシアチブ「Next Wave Plastics」に加盟。他にも、海上プラスチックごみによってできた世界初のディスプレイ「HP EliteDisplay E273d」や、ハイチで収集されたペットボトルごみで作られたインクカートリッジ等の製品も販売している。また、同プログラムをハイチで推進することで、1,100人以上の雇用創出、児童150人に対し質の高い教育、食事、医療アクセスも向上してきた。
同社は、2020年に発売するHP Elite、HP ProデスクトップPC、ノートPCの全モデルに、海上プラスチックからの再生プラスチック素材を使用すると宣言している。
【参照ページ】HP Inc. Launches World’s First PC With Ocean‐Bound Plastics
内藤 志穂
株式会社ニューラル サステナビリティ研究所 リサーチャー
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