EU加盟国の産業及びEU域内市場担当の閣僚会議は6月11日、新型コロナウイルス・パンデミックからの経済支援策で、グリーンリカバリーとデジタル・エコノミーを重視することで一致した。
EUでは、3月26日に開催した首脳級の欧州理事会で、「グリーン転換とデジタルトランスフォーメーションの統合」を重視した経済支援・復興策を打ち出すことで合意。そのグリーンリカバリーを含めた経済復興策が既定路線となった。その流れを受け、欧州委員会は5月27日、EUの長期予算案を修正し、グリーン・ディールとデジタル・トランスフォーメーションを盛り込んだ220兆円規模の新型コロナウイルス・パンデミック経済復興予算案を発表し、現在、欧州議会とEU理事会での予算決議プロセスに入っている。
今回、経済相の閣僚会議でグリーンリカバリーとデジタル・エコノミーの方針が確認されたことは、欧州委員会の予算可決に向けた大きなステップをクリアした形。各加盟国での経済対策でも、EU市場全体の競争力強化に向け、グリーンとデジタルを重視した政策を打ち出すことで一致し、協調した対策の流れが明確となった。
【参照ページ】Joint statement of ministers responsible for the internal market and industry on the Recovery Plan for Europe
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