Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】FAOとWFP、新型コロナで27カ国で深刻な食糧危機リスク。食糧生産低下による悪循環阻止必要

 国連食糧農業機関(FAO)と国連世界食糧計画(WFP)は7月17日、食糧危機リスクが非常に高く、迅速な対応が必要になっている27カ国を特定したレポートを発表した。新型コロナウイルス・パンデミックにより、従来からの人道支援が滞るとともに、新たに食糧危機に陥る人が増える予想となっている。

 FAOとWFPは今回、今後数ヶ月以内に大規模な食糧危機を迎える国を27カ国挙げた。すでに食糧危機を迎えているところもあり、迅速な食糧援助が必要となっている。要因は大きく4つあり、失業・所得減少、開発援助の中断、政府の歳入減による社会保障の縮小、政情不安・紛争が食糧危機をもたらしているという。農家の間でも、昨付を縮小したところが多く、生産量の低下も予想されている。


(出所)FAO

 リスクの高い27カ国は、バングラデシュ、アフガニスタン、イラク、シリア、レバノン、イエメン、ソマリア、エチオピア、スーダン、南スーダン、中央アフリカ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、ニジェール、シエラレオネ、リベリア、モザンビーク、ジンバブエ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、ハイチ、ベネズエラ。

 FAOは、この状況に対応するため、国連の新型コロナウイルス感染症のためのグローバル人道対応計画に対し、4.285億米ドルの資金拠出を要請。特に農家に対する支援をすることで、食糧生産の減少を防ぐことの重要性を訴えている。

【参考】【国際】FAO、新型コロナで食糧危機の懸念。新プログラム発足し、官民連携型の支援呼びかけ(2020年7月17日)

【参照ページ】New report identifies 27 countries heading for COVID-19-driven food crises

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。