英規格策定機関BSIは10月1日、プラスチック包装・容器素材として普及しているポリオレフィンの生分解性に関する規格を発行した。海洋プラスチック問題に伴い、プラスチックの生分解性への関心が高まる中、英国ではいち早く業界規格が策定された。
今回策定された規格は、「PAS9017 プラスチック」。屋外の陸上環境での生分解性を持つポリオレフィンの技術要件を定めた。同規格では、化学試験の各段階における具体的な数値基準も設けた。具体的には、ポリオレフィンがワックスに分解させる定量的な化学測定を含む特定機関の試験ポリオレフィンの屋外暴露評価、分解されたワックスが有毒性を持たないことを確認する環境毒性試験、中温性土壌での生分解性試験等が盛り込まれた。
同規格は、生分解性プラスチック開発スタートアップのPolymateriaがスポンサーとなり、規格策定作業が開始。パブリックコメントを受け付けた上で、最終化された。
【参照ページ】First standard to measure the biodegradability of polyolefins published by BSI
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら