英外食大手18社は12月10日、英国飲食業の二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を目指す業界イニシアチブ「ゼロ・カーボン・フォーラム」を発足した。英政府も賛同を表明し、業界団体UKHospitalityとBritish Beer and Pub Associationも支持した。
同イニシアチブに初期加盟したのは、バーガーキング、KFC(ケンタッキーフライドチキン)、ピザハット、ピザエクスプレス、ブリュードッグ、ナンドス、ワガママ、レボリューションバー、フラーズ、ボパラン、シェパードニーム、マーストンズ、アズーリ、アドナムズ、グリーンキング、M&B、ヤングズ、セントオーステル。加盟18社は、新型コロナウイルス・パンデミックで、業界全体にとって苦しい状況にあるが、それでも二酸化炭素排出量削減を実施ていくと表明した。
同イニシアチブは、カーボンニュートラルを、早く、効果的に、安価に実現するために協力し合う。特に、2021年11月に開催予定の第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー会議(COP21)に先駆け、2021年9月にまでに具体的な業界ロードマップを策定する。また、業界全体での削減協働という進め方を、他の業界にとっての模範にもしたい考え。
同イニシアチブは、排出量の測定にも力を入れ、エネルギー、水、廃棄物、サプライチェーンでの測定項目を定め加盟各社と業界全体での指標を集計していく。これにより削減効果の高いアクションを見極め、同時に収益性を高める効果も狙う。早速、再生可能エネルギー調達、価格ベンチマーク、EV充電器、カーボンオフセットを通じた削減作業を開始した。
【機関サイト】Zero Carbon Forum
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