機関投資家向けの国際アンケート調査の結果、2021年で最重要のESGテーマは、気候変動であることがわかった。労働問題やデータセキュリティを大きく上回った。
今回のアンケート調査を実施したのは、米金融大手バンク・オブ・アメリカのグローバル・リサーチ部門。同社が2020年12月に開催したESG関連のカンファレンス中のライブアンケートで、約70の機関投資家が回答した。
アンケートでは、提示されたテーマに関し、トップ3で3票ずつ投じるもので、首位は気候変動で70%弱。2位以降は、コーポレートガバナンス約65%、再生可能エネルギー50%強、サプライチェーン課題40%弱、データセキュリティ30%強、労働課題約25%、ダイバーシティ20%強、役員報酬10%強、コミュニティ・エンゲージメント10%弱。
ESGでの改善が期待される分野では、業種では石油・ガス、地域ではアジアの声が多かった。約半数が、石油・ガスはESGでの改善余地が大きいと応え、41%はアジアは他の地域よりESG改善の速度が早くなると回答した。
重要なESGリスク情報の入手経路(いくつでも回答可)は、第三者リサーチ機関が90%弱、社内リサーチ部門80%弱、企業の情報開示60%強だった。
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