
EUの欧州銀行監督機構(EBA)は3月1日、サステナブルファイナンス・アクションプランの一環として、銀行と運用会社に対し、EUタクソノミーにて適合する資産保有割合「グリーン資産レシオ(GAR)」を情報開示KPIとして設定する政策案を発表した。パリ協定に基づくEU目標の達成のため、銀行と運用会社のアクションレベルを測定できるようにするのが狙い。
今回のEBAの提案は、欧州委員会が2020年9月、同アクションプランに基づき、欧州監督機構(ESAs)を構成する欧州銀行監督機構(EBA)、欧州証券市場機構(ESMA)、欧州保険・年金監督機構(EIOPA)の各々に、開示KPIの追加設定等を含む実効性のある政策を検討するよう指示したことを受け、EBAとして案を欧州委員会に示したもの。EBAは、グリーン資産レシオを、政府資産や中央銀行資産の情報開示にも適用することも提言した。
さらにEBAは同日、バーゼル規制の3つの目の柱に相当する「情報開示の充実を通じた市場規律の実効性向上」において、EU資本要件規則(CRR)に基づき、銀行が抱えるESGリスクの情報開示を義務化するための実施技術基準(ITS)案も公表し、パブリックコメントの募集を開始した。パブリックコメントの締切は6月1日。
提示したITS案では、気候変動に関するリスクの比較可能な情報開示を先行して導入する考えを披露。バランスシートへの影響リスク、リスク緩和の施策を示す定量情報とともに、この中にもグリーン資産レシオを盛り込んだ。
【参照ページ】EBA advises the Commission on KPIs for transparency on institutions’ environmentally sustainable activities, including a green asset ratio
【参照ページ】EBA launches public consultation on draft technical standards on Pillar 3 disclosures of ESG risks
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