花王は4月15日、購入電力の100%再生可能エネルギー移行目標の達成年の前倒しを発表した。これまで、2030年までに世界全体、2025年までに日本としてきたが、世界全体は2025年、日本は2023年に達成すると目標年を繰り上げた。
同社は2019年4月、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を策定。19の重点取り組みテーマを設定し、アクションを進めている。テーマの一つ「脱炭素」では、2030年までに世界中の全拠点での二酸化炭素排出量を、2017年比22%削減することを目指しており、購入電力の再生可能エネルギー移行もこの一環。
【参考】【日本】花王、国内での再エネ比率が50%、グローバルでも31%に到達。RE100には未加盟(2020年4月17日)
2020年末時点での同社の購入電力における再生可能エネルギー比率は、日本で65%、世界全体で41%。同年には、すみだ事業場、フィリピン子会社ピリピナス花王、台湾法人、オーストリア法人で、自家消費用の太陽光発電所を導入した。同社では現在、14拠点で再生可能エネルギー発電所が稼働しており、中国4工場、日本4工場、欧州の9工場、米国1工場では、購入電力の100%再生可能エネルギー化も達成済み。
【参照ページ】「脱炭素」を加速し、国内・グローバル全体の購入電力の再生可能エネルギー比率100%目標年を早期化
【画像】花王
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