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【国際】ユニリーバ、アルミを含まない歯磨き粉チューブを市場投入。サーキュラーエコノミー

 消費財世界大手英ユニリーバは5月18日、2021年後半にフランスとインドでリサイクル可能な歯磨き粉チューブを投入すると発表した。まずはフランスで、歯磨き粉シリーズ「Signal」の「Integral 8」で開始。同商品は、ユニリーバのフランスでの歯磨き粉ポートフォリオの35%を占める。

 従来の歯磨き粉チューブの多くは、プラスチックとアルミニウムの複合素材を原料としており、リサイクル性に課題があった。今回同社が4年をかけて開発した新チューブは、アルミニウムの代替として世界で最もリサイクル性の高い素材の高密度ポリエチレン(HDPE)を使用。HDPEでは、最も薄く活用できるプラスチックのため、歯磨き粉チューブあたりのプラスチック消費量も削減できる。同商品は、欧州リサイクル推進イニシアチブRecyClassから、欧州、アジア、北米基準でのリサイクル性能基準での適合性判定を受けた。

 今回の新素材を活用したチューブは、印容器製造EPL(旧Essel Propack)、豪アムコール、フィンランドHuhtamaki、大日本印刷の子会社DNPインドネシア等の容器・包装大手企業が供給。チューブの品質や、歯磨き粉の風味についても、専門家から問題がないことを確認済み。

 さらに同社は、新たなチューブが、使用後に回収し、リサイクルされることまでを追求する。そのため、まず、家庭でのプラスチック廃棄物の分別回収が始まっているフランスで、廃プラスチックをリサイクルできるようにする。

 また、新たなチューブ生産での再生プラスチック含有も進める。2022年までにまずフランスや他の欧州諸国で、廃プラ再生素材の含有を開始。これによりサーキュラーエコノミーのループを構築していく。

【参照ページ】Unilever to introduce recyclable toothpaste tubes

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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