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【国際】ユニリーバ、酵素開発スタートアップArzedaと協働。酵素活用で洗濯用洗剤・食器用洗剤のCO2削減

 消費財世界大手英ユニリーバと酵素開発スタートアップ米Arzedaは7月13日、新たな酵素の発見、設計に向けた戦略的パートナーシップを発表した。同社の主力液体洗剤ブランド「Omo(別名Persil、Breeze、Skip)」や「Surf」、食器用洗剤「Sunlight」等の多くのブランドでの活用が期待される。

 Arzedaは、2008年に創業。米ワシントン大学のデイビッド・ベイカー教授開発の計算化学と合成生物学を活用した、高性能かつ低コストな酵素開発技術が強み。同社は既に化学企業等と協働し、ポリマーや機能性化学製品、生理活性物質の開発を行っている。

 酵素は、植物の二酸化炭素吸収から人体の栄養吸収まで、地球上のほぼ全ての生物学的作用の基本。脂質や油分、たんぱく質等による沁みを分解するため、洗濯洗剤や食器用洗剤の主要な成分でもある。


(出所)Unilever

 両社は今後3年以上、人工知能(AI)を活用したArzedaの技術をユニリーバの商品イノベーションに導入。環境フットプリントの大きい成分を、天然由来で二酸化炭素排出量の少ない酵素へ切り替え、原料使用を最大50%削減できる。

 ユニリーバは、将来的な戦略として、同社洗濯用洗剤・食器用洗剤商品でのバージン化石燃料由来の原料の廃止にコミットしている。同社は、人類の今日までの酵素利用方法は酵素の表面的な効用に過ぎないと、その潜在性を強調した。

【参照ページ】Unilever partners with Arzeda, harnessing the power of computer-designed enzymes
【画像】Unilever

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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