EUの欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)は6月22日、ソルベンシーII指令及び委託法令規則に基づく監督上の報告・開示要件の改正案を公表。パブリックコメントを10月17日まで募集する。
今回の改正は、保険会社に対するマクロ・プルーデンス規制であるソルベンシーII指令のレビュー提言を受け、ソルベンシーII指令の改正そのものを待たず、現行の法的枠組みの中で対応可能なものを先行して提示したもの。また、EIOPAは2020年12月、提言をまとめたレポートと、同時に「定量的報告テンプレートに関する報告書」を公表しており、それらの内容が反映された。
【参考】【EU】EIOPA、ソルベンシーⅡ規則レビューの欧州委への影響評価提出期限を12月末に延期。新型コロナ(2020年5月3日)
今回の改正案では、四半期報告の簡素化、一部の報告テンプレートの廃止、リスクベースでの報告を促す新たな閾値の導入等が盛り込まれた。これにより、大多数の事業者で、報告すべきフォーマットの数が減少する。
【参照ページ】EIOPA consults on the amendments of supervisory reporting and disclosure requirements
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