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【国際】風力関連CEO25人、G20に風力発電導入加速を要求。ヴェスタス、シーメンス等

 風力発電業界のCEO25人は7月19日、G20諸国政府に対し、二酸化炭素排出量の国別削減目標を引き上げ、化石燃料に替わる風力発電の発電量を増やすための具体的な計画を早急に示すよう求める公開書簡を送付した。世界風力エネルギー会議(GWEC)がとりまとめた。

 共同書簡に参画したCEOの企業・団体は、シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー、ヴェスタス・ウィンド・システムズ、オーステッド、EDP、RWEリニューアブルズ、BayWa、DNV、SSE、RES、ヌビーン、湾岸エネルギー開発公社、世界風力エネルギー会議、中国風力エネルギー協会、ブラジル風力エネルギー協会、メキシコ風力エネルギー協会、南アフリカ風力エネルギー協会、WindEurope、RenewableUK、SERコロンビア等。日本の関係者はなし。
 
 同書簡では、国際エネルギー機関(IEA)が最近発表したロードマップによると、2050年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成するには、年間の風力発電の導入量を2020年の93GWから2030年には390GWへと4倍に増やす必要がある。2050年の設備容量では、国際エネルギー機関(IEA)の1.5℃達成シナリオでは8,265GW、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)でも8,100GWと概ね一致。しかし、現在の導入ペースでは、2050年までに43%もの設備不足が生じる。

 そのため、G20各国政府に対し、国レベルでの風力発電への目標引き上げ、効果的な政策や法規制の導入、送配電網の整備、効果的なカーボンプライシングの導入、国や地域での政策金融で1.5℃目標との整合性確保等を要求した。

 今回の書簡は、G20以外にも、第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)事務局、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局、IEA、IRENA、国際通貨基金(IMF)、世界経済フォーラム(WEF)、国際開発金融機関にも送付された。

【参照ページ】Leading Wind Energy CEOs Call for G20 to ‘Get Serious’ About Renewables

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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