資源採掘世界大手英豪BHPは8月16日、石油事業を戦略的に見直し、事業売却で豪ウッドサイド・ペトロリアムとの交渉を進めていることを明らかにした。同社の石油事業売却に関しては、先行報道が続いていた。
今回の発表では、同社は、石油事業をウッドサイド・ペトロリアムに株式交換の形で売却し、ウッドサイドの株式をBHPの株主に分配するというもの。現在、合意に向けての協議を進めているという。
同社は、気候変動対策の一環で、石油・ガス事業からの撤退を進めていると報じられている。同事業は2021年度でも20億米ドル以上の収益があるが、推定150億米ドルの事業価値があるとも算出されている。同社は、高値で売れるうちに早期の売却を進める模様。
同社は、1960年代から石油・ガス資産を保有。現在、米メキシコ湾、オーストラリア、トリニダード・トバゴ、アルジェリアで収益性の高い資産を保有しており、メキシコ、トリニダード・トバゴ、メキシコ湾西部、カナダ東部、バルバドスでも開発中の資産を保有している。
【参照ページ】Response to press speculation regarding BHPs Petroleum business
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