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【フィリピン】政府、新規鉱業を9年ぶりに解禁。露天掘りは禁止継続

 フィリピン環境天然資源省(DENR)は8月2日、2012年からの新規鉱業プロジェクトのモラトリアム(一時停止)を解除した。ドゥテルテ大統領が4月14日に署名した大統領令130号に基づき、同省大臣が大統領令130号施行令・規則(IRR)に署名した。官報掲載後15日後に発効する。

 大統領令130号は、2012年にベニグノ・アキノ3世大統領が署名した大統領令79号が規定していた新規鉱業プロジェクトの禁止を解除。但し、露天掘り鉱山は解禁しなかった。同IRRでは、鉱山地球科学局(MGB)の技術者とDENRの職員で構成された技術作業部会が作成し、新規鉱業申請の手続きを記した。

 同IRRには、「政府の収入と生産物からの分配を最大化するための既存の採掘契約や協定の再交渉」「既存の分配スキームやメカニズムを合理化するための適切な措置の見直しと提案」「鉱物協定でカバーされている地域の鉱物保留地への宣言」「客観的、事実調査的、科学的根拠に基づいた採掘作業の完成したレビュー結果に基づく鉱業産業調整協議会の推奨措置に対する採掘請負業者/許可保持者の遵守を含む、鉱山安全、環境、社会開発政策の厳格な実施」等が盛り込まれた。

 また、同省が議長を務める国家固体廃棄物管理委員会(NSWMC)は9月6日、衛生的な埋立地(Sanitary Landfill)での廃棄物回収と利用を最適化するための「総合固体廃棄物管理ソリューション」を採択した。生分解性廃棄物、リサイクル可能な廃棄物、再利用の可能性がある廃棄物の管理や、特殊廃棄物や家庭用有害廃棄物の中間処理プロセスと技術を統合することを決めた。これにより、各自治体で管理している埋立処分場の寿命を延ばし、最終処分廃棄物の削減を図る。

【参照ページ】IRR
【参照ページ】NSWMC APPROVES INTEGRATION OF PROCESSES, TECHNOLOGIES TO BETTER MANAGE SOLID WASTE IN SANITARY LANDFILLS

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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