再生可能エネルギー分野の推進や技術開発に投資する10億米ドル(約1,200億円)規模のファンド「Breakthrough Energy Ventures(BEV)」は9月20日、支援プロジェクト募集プログラム「ブレイクスルー・エナジー・カタリスト」を発表。10月20日までに、プロジェクトを組成するための情報要請(RFI)の応募を募る。
【参考】【国際】ビル・ゲイツら世界の資産家33名、10億ドルの再エネ分野ファンドを共同設立(2016年12月24日)
今回のプロジェクトでは、グリーン水素、空気の直接回収、持続可能なジェット燃料(SAF)、長時間のエネルギー貯留の4つ分野での新たな技術を募集する。採択されると、対象となる技術を展開するためのプロジェクト・レベルの資金を提供する。
今回のRFIは、正式にプログラム公募を始めるため、事前情報の提供を求めた。RFIで収集した情報を活用しつつ、年内に提案依頼書(RFP)の第1弾募集を始める予定。RFIの提出は、RFPの応募のための必須プロセスではないが、RFPに情報が反映されるため、選考に有利になるとみられる。
RFPでは、最終的に4年間で30億米ドル(約3,400億円)の資金を、さまざまな投資手段を用いてインパクトのあるプロジェクトに提供する。カタリスト全体では、最大で100億米ドル(約1.1兆円)の資金を投入することを目指す。
今回のカタリスト・プログラムには、採択企業を支援するパートナー企業もすでに決定している。アメリカン航空、アルセロール・ミタル、バンク・オブ・アメリカ、ブラックロック、ボストンコンサルティンググループ(BCG)、GM、マイクロソフトがパートナー。
【参照ページ】Breakthrough Energy Catalyst and Major Corporations Announce Partnership to Accelerate the Clean Energy Transition
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