電球世界大手蘭シグニファイ(旧フィリップスライティング)は12月20日、独照明大手オスラム傘下の電照栽培照明フルーエンス・バイオエンジニアリングの買収で、オスラムと合意した。買収金額は2.7億米ドル(約310億円)。規制当局の承認等を経て、2022年前半に買収完了予定。
今回の買収は、成長分野への拡大を進めるシグニファイの戦略の一環。電照栽培照明の提供を通じた資源消費量削減と収量増加で、食料供給量を改善するコミットメントにも合致する。同社は、世界全体での栽培照明の市場規模が、2024年に16億ユーロ(約2,080億円)に達すると推計。同事業を強化し、北米市場でのポジショニング確立を目指す。
フルーエンス・バイオエンジニアリングは、電照栽培照明に関する技術を持ち、光の品質、熱管理、照明設置方法等に関する特許を申請中のものを含め140件以上保有する。従業員は200人以上おり、2021年9月までの年間売上高は1.2億ユーロ(約161億円)。買収後は、シグニファイの農業用照明事業のデジタルソリューション部門として運営。同社技術を補完する。
【参照ページ】Signify to acquire Fluence to strengthen Agriculture lighting growth platform
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