アパレル世界大手独プーマは3月23日、サッカーユニフォームを使って新しいユニフォームを製造する新たな製造プロセスの実証プロジェクト「RE:JERSEY」を発表した。サッカー・ユニフォームでの水平的なケミカルリサイクルを実現する。
RE:JERSEYでは、サッカーユニフォームを、接着されているロゴ、刺繍、クラブエンブレムごと解重合。その後、濾過して染色を除去し、バージンポリエステルと同等の繊維に再重合する。新たなサッカーユニフォームは、75%の素材がRE:JERSEYで再生された繊維で、残り25%は同社の海洋プラスチック再生繊維「SEAQUAL」を用いる。
プーマは、RE:JERSEYプロジェクトで製造された製品を、プーマ・クラブのマンチェスター・シティ、ACミラン、ボルシア・ドルトムント、オリンピック・マルセイユで、試合前のウォーミングアップ中にフィールドで着用。また、4月23日のマンチェスター・シティ対ワトフォード戦を皮切りに、4月下旬と5月の各々のリーグ試合の前にユニフォームとして着用される。
今回のプロジェクトは、同社のサーキュラーラボとフォーエバー・ベター・サステナビリティ・プラットフォームから生まれた。サーキュラーラボは他にも、主要ブランド「SUEDE」の生分解性素材版を2021年に実証発表している。同製品にはZeology製のタンニンなめしスエード、生分解性TPE、麻繊維等が使われている。
【参照ページ】RE:JERSEY – PUMA TRIALS GARMENT-TO-GARMENT RECYCLING IN CIRCULARITY PROJECT, USING OLD FOOTBALL KITS TO PRODUCE NEW ONES
【画像】PUMA
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら