
信用格付世界大手米S&Pグローバル・レーティングは4月9日、ロシア政府の外貨建て国債格付を「選択的不履行(SD)」に引き下げた。同社は、ロシア政府が4月5日、ドル建ユーロ債のクーポンと元本をルーブルで支払ったと言及した。
S&Pは、発行体が特定の銘柄または債務クラスだけでデフォルト状態にあるとみなした場合にSD格付を付与している。ロシア政府は、1917年のロシア革命以降、対外デフォルトを起こしたことはない。
同社は今回、一方的にルーブル払いを敢行したことにより、投資家は当初の支払額を受け取ることはできていないと判断。ロシア政府が、30日間の猶予期間中に両替を行う可能性も低いと判断した。
信用格付大手は、EUの経済制裁の影響で、4月15日までにロシア発行体への信用格付を全面停止することを発表済み。S&Pは3月21日、フィッチ・レーティングが3月23日、ムーディーズが3月24日に発表。今回は停止直前の大幅格下げとなった。
【参考】【ロシア】S&Pとフィッチ、ロシア発行体への信用格付付与停止。EU制裁に対応(2022年3月24日)
ロシアのシルアノフ財相は4月7日、デフォルトを起こさないと宣言している。また、4月11日、発行コストが高すぎるとして、2022年内の国債発行を国内外で中止する意向も伝えた。
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