フランス発の洋上風力発電所「サン・ナゼール洋上風力発電所」が4月13日、風力発電タービンの建設を完了した。2022年末に試運転が開始される予定。
同発電所の権益を保有しているのは、仏エネルギー大手EDF子会社のEDFリニューアブルズと、カナダエネルギー大手エンブリッジ及びカナダ年金基金運用CPPインベストメンツの合弁出資EIH SARL。建設場所は、ロワール・アトランティック県のゲランド半島沖12km。設備容量は480MWで、GEリニューアブル・エナジー製6MW機が80基設置された。
フランス政府は、最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギー比率を33%にまで引き上げる目標を掲げている。今回の洋上風力発電第1号の発電量は、ロワール・アトランティック県の年間総消費電力の20%に相当する。
EDFリニューアブルズは今回、雇用創出効果も強調。GEリニューアブル・エナジーが建設したサン・ナゼールに近いモントワール・ド・ブルターニュの工場で400人の雇用が生まれているという。3年のプロジェクト全体での雇用創出効果は2,300人にもなる。
【参照ページ】Saint-Nazaire offshore wind farm : France’s first offshore wind turbine has been erected
【画像】EDF Renewables
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