タイヤ世界大手仏ミシュラン、アパレル世界大手スペインのインディテックス、仏再生プラスチック・ベンチャーCarbios等は7月5日、プラスチック複合材廃棄物のリサイクル促進を進める官民連携コンソーシアム「WhiteCycle」を発足したと発表した。
WhiteCycleには、ミシュラン、インディテックス、Mandals、Carbios、KORDSA、Synergie TLC、ESTATO、Iris、i-Point、Axelera、Dynergie、ポワティエ大学、PPRIME、DITF、IFTH、ERASME、HVLの17機関が参画。サーキュラーエコノミーを加速する。
同コンソーシアムは、これまでリサイクルが困難だったアパレル、タイヤ、ホース等のプラスチック複合材からのプラスチックリサイクルを主眼に置いている。新たな技術とビジネスモデルを開発し、プラスチックの埋立廃棄や焼却処分を年間180万t以上回避することを目標として掲げた。EUの長期予算「Horizon Europe」からも補助金を受ける。
同コンソーシアムは今後、バリューチェーン上の各所で新たなプロセスの確立を目指す。具体的には、複合材廃棄物の流れを円滑に処理し、プラスチック含有量を大幅に増加できる分別技術、再生プラスチックの前処理工程や、酵素を活用したケミカルリサイクル技術、モノマーの再重合によるバージン品質の再生プラスチック生産、再生複合廃棄物由来の再生プラスチックを活用した製品の品質検証等に注力する。
【参照ページ】WhiteCycle: A European consortium to recycle plastic waste
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