航空機世界大手米ボーイングは7月18日、英シェフィールド大学で創設されるエネルギー・イノベーション・センター(EIC)の創設メンバーとなると発表した。EIC創設は、英ビジネス・エネルギー・産業戦略省のエネルギーイノベーション政策「エネルギー・イノベーション・プログラム」から国家プロジェクトとして指定され、700万ポンド(約11億円)の補助金を受けている。
同社は2001年に、シェフィールド大学と共同で先進製造研究センター(AMRC)を設立。EICもAMRCが置かれている同大学のキャンパスに設置される。AMRCは現在、520人の雇用を支え、毎年5,500万ポンド以上をサウスヨークシャー州の経済に貢献しているという。AMRCを軸に、同社はシェフィールドに欧州初工場も建設した。
今回EICは、持続可能な航空燃料(SAF)の開発と社会実装を主導的に進める。EICのプロジェクトには、SAFの試験と認証を行う英国初の施設「持続可能な航空燃料イノベーションセンター(SAF-IC)」と、SAFのさまざまな製造方法の調査に適したパイロット規模の製造施設を含む「トランスレーショナル・エネルギー研究センター(TERC)」も含まれる。
【参照ページ】Boeing Becomes Founding Member of UK Innovation Hub to Drive Sustainable Aviation Fuels Development
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