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【アメリカ】アマゾン、マイノリティへの金融アクセス拡大へ450億円規模。インクルージョン

 アマゾンは10月5日、新たなコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「アマゾン・カタリティック・キャピタル」を創設すると発表した。アフリカ系、ラテン系、女性、LGBTQIA+が創業したスタートアップ企業への出資・支援に特化する。ファンド規模は1.5億米ドル(約220億円)。

 今回のプログラムは、プレシード期からシード期を出資対象とし、ベンチャーキャピタル、アクセラレーター、インキュベーター等に出資する。2023年までにファンド10以上に投資し、200社以上を支援する計画。アマゾン幹部が直接事業アドバイスも行う。製品販売でもアマゾンの事業基盤を活用する。

 同社は、マイノリティ創業者は、これまでベンチャーキャピタルへのアクセスが充実しておらず、資金確保の課題を抱えてきたと指摘。PitchBookの調査結果を紹介し、2021年に米国のベンチャーキャピタルから資金提供を受けた女性創業者はわずか2%。同様に、Crunchbase Newsの報道では、アフリカ系創業者も1%、ラテン系創業者は2%しか、米国のベンチャーキャピタルから資金調達できていない。一方、ダイバーシティの高いチームは、アイデアが製品になる確率が75%高く、新しいカテゴリーにサービスを提供する確率が70%高いという数字も紹介した。

 同社はすでに、関連のベンチャーキャピタルへの投資を開始。具体的には、Collide Capital、Elevate Future Fund、Share Ventures、Techstars Rising Stars Fundが出資を受けた。

 また同社は9月29日。低所得地域の中小企業を対象とした低金利短期融資プログラムを本格開始することも発表した。1年前から実証実施しており、今回本格導入を決めた。実証では、800以上の出品者に総額3,500万米ドル以上を融資。目標としていた1,000万米ドルを大きく上回った。同プログラムは今後3年で、1.5億米ドル(約220億円)以上の融資を計画している。実施は、B.S.D. Capitalとの協働。対象はアマゾン出品している低所得地域の中小企業。

【参照ページ】Amazon to Invest $150 Million in Funds That Provide Underrepresented Entrepreneurs with Access to Capital
【参照ページ】Amazon and Lendistry Fuel Small Business Growth with Expansion of Amazon Community Lending Program

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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