国際環境NGOマイティ・アースは3月27日、チョコレート世界大手53社のサステナビリティを評価したレポート「チョコレート・スコアカード2023」を発行した。日本企業も8社が評価対象となった。同レポートは今回で4回目。
同レポートでは、チョコレートのメーカーや加工事業者、卸売事業者に加え、今回は2年に一度対象となっており、小売大手も対象となった。対象となった53社では、世界のチョコレート製品の95%をカバー。評価項目は、サプライチェーンや調達方針に関するもので、全部で6つ。具体的には、トレーサビリティと透明性、生計・所得、児童労働・強制労働、森林破壊・気候変動、アグロフォレストリー、農薬マネジメント。最終的に「緑」から「黒」までの5段階で評価された。
総合評価で緑を受賞した企業は、トニーズ・チョコロンリー、アルテルエコ、ビヨンドグッド、ハルバ、オリジナル・ビーンズの5社。小売企業では、アルディ・ズュート、アルディ・ノルト、アホールド・デレーズの3社が緑だった。
総合評価で上から2番目の黄色の企業は、ベン&ジェリーズ、ネスレ、ウィッタカーズ、リッタースポーツ、セモワ、ハーシー、フェレーロ、ETG、マース、ECOM、カーギル、バリーカレボー、リンツ&シュプルングリー、ofi、プラディス、Sucden、Fazer。小売では、セインズベリー、カルフール、COOP、Lidl、コルリュイト・グループ、ウェイトローズ。
日本企業では、不二製油グループ本社、明治ホールディングス、伊藤忠商事、ロッテ、森永製菓、江崎グリコ、大東カカオ、ファミリーマートの計8社が評価対象となった。最高位は、不二製油グループ本社、明治ホールディングス、伊藤忠商事で、上から3番目のオレンジ。その他の企業は全て上から4番目の赤だった。
【参照ページ】Chocolate Scorecard 2023: cocoa’s impact on deforestation and climate
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