独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は6月21日、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2023年版を発行した。同レポートは2016年から発行しており今年で8回目。166カ国について分析した。
SDG Index 2023
- フィンランド(86.76)
- スウェーデン(85.98)
- デンマーク(85.68)
- ドイツ(83.36)
- オーストリア(82.28)
- フランス(81.05)
- ノルウェー(82.00)
- チェコ(81.87)
- ポーランド(81.80)
- エストニア(81.68)
- 英国(81.65)
- クロアチア(81.50)
- スロベニア(81.01)
- ラトビア(80.68)
- スイス(80.54)
- スペイン(80.43)
- アイルランド(80.15)
- ポルトガル(80.02)
- ベルギー(79.46)
- オランダ(79.42)
上位3位は、多少の順位の入れ替わりはあったが、今年も北欧3カ国が独占した。その後も欧州勢が続く状況も変わらず。日本の順位は、2016年以降の順位では、2016年が18位、2017年が11位、2018年が15位、2019年が15位、2020年が17位、2021年が18位、2022年が19位、2023年が22位と順位をどんどん落としている。スコアそのものも2022年に下がったが、2023年はさらに下がった。
日本の状況は、目標4「教育」、目標9「産業・イノベーション・インフラ」で、全ターゲット達成で「グリーン」評価。昨年まで「グリーン」評価だった目標16「平和と正義」は1段階下がり「イエロー」評価となった。
一方、目標5「ジェンダー平等」、目標12「作る責任、使う責任」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」は、最低の「レッド」評価。目標17「パートナーシップ」のみ「レッド」から「オレンジ」へ1段階上がった。改善傾向度ではひとまず下落傾向の評価はなかった。
(出所)SDG Index
【参照ページ】SDG Index
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