飲料世界大手バミューダ諸島のバカルディは12月7日、スロベニア高級ガラスメーカーHrastnik1860と協働し、水素を主なエネルギー源として生産したガラス瓶15万本を実証活用すると発表した。
同ガラス瓶では、ガラス炉の燃料のうち60%以上を水素で代替。従来品比で二酸化炭素排出量を30%以上削減できる。同社蒸留酒ブランド「サンジェルマン」のエルダーフラワー・リキュールで実証を展開。ガラス瓶の外観は従来品と変わらない。
同様のアクションは、飲料世界大手英ディアジオも展開。同社は2022年12月、英ガラス瓶製造大手Encircと協働し、世界初のカーボンニュートラル型のガラス瓶量産に向け、パートナーシップを締結済み。再生可能エネルギー電力と水素を活用することで、従来比で二酸化炭素排出量を90%削減。2030年までには、炭素回収・貯蔵(CCS)技術で残余排出量を回収を目指している。
【参考】【イギリス】ディアジオとEncirc、世界初カーボンニュートラルでのガラス瓶大規模生産で協働。水素活用(2022年12月14日)
【参照ページ】BACARDI CUTS CARBON FOOTPRINT OF GLASS BOTTLE PRODUCTION IN FIRST FOR SPIRITS INDUSTRY
【画像】BACARDI
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