サントリーホールディングスは11月30日、コーヒー代替飲料開発スタートアップ米ATOMO COFFEEに出資したと発表した。
ATOMO COFFEEは、農業廃棄物をアップサイクルすることで、コーヒーに類似する香味の飲料を開発・生産するスタートアップ企業。デーツ(ナツメヤシの実)の種やチコリーの根等を原料として粉砕し、他の植物由来の成分を補い、分子組成をコーヒーに近づけることで、科学的にコーヒー・フレーバー飲料を生産している。
ATOMO COFFEEは、2019年に米シアトルで創業。2024年3月には、アップサイクルされたデーツから年間400万ポンド(約1,800t)のコーヒーを生産できる工場の稼働開始を予定している。さらにその先には10倍の年間4,000万ポンド(約18,000t)の生産を将来美人として掲げている。
コーヒー業界では、目下、2050年までにアラビカ種の栽培に適した耕地が50%減少する可能性があるという「2050年問題」が認識され始めており、コーヒー確保の代替手段に各社が乗り出している。
【参照ページ】エシカル飲料の開発に取り組むATOMO COFFEE, INC.へ出資
【画像】ATOMO COFFEE
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