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国際的なボランタリーカーボンクレジット発行団体米Verraは2月23日、スコープ3基準(S3S)プログラムの開発で、サプライチェーンでの二酸化炭素排出量削減に継続的に取り組んでいる組織を対象とした提案依頼書(RFP)を発表した。
S3Sは、スコープ3の削減を、カーボンオフセットではなく、サプライチェーン内での排出量削減を重視する潮流を踏まえて開発されているプログラム。カーボンクレジットをサプライチェーン内での削減の証書として活用する手法を「カーボンインセット」と呼び、目下大きな注目を集めてきている。
S3Sは、インセットでのカーボンクレジット利用の基準として策定が進められている。Verraは2024年第1四半期にインセット活用ガイダンス草案を発行する予定。今回実施するRFPでは、ガイダンス草案を実証する企業を募るもの。公募締切は4月26日。
Verraは、実証での知見も踏まえ、2025年中にS3Sを最終発行する考え。
【参照ページ】Scope 3 Standard Program: RFP for VCS Methodology Adaptation and Piloting
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