
ノルウェー公的年金基金GPFGの運用を担うノルウェー銀行投資マネジメント部門(NBIM)の理事会は2月29日、ジャーディン・マセソン・ホールディングス、ジャーディン・サイクル・アンド・キャリッジ、PTアストラ・インターナショナルの3社のダイベストメント(投資除外)を決定した。
今回の決定の理由は、深刻な環境破壊で容認できないリスクと判断したことによるもの。具体的には、PTアストラ・インターナショナルの子会社ナイテッド・トラクターズが所有するスマトラ島のマルタベ金鉱山に関する事案。
マルタベ金鉱山は、類人猿の中で最も絶滅の危機に瀕しているタパヌリ・オランウータンにとっての唯一生息地範囲内にある。タパヌリ・オランウータンは、現存する個体は800頭以下で、種の存続はこの生息地の保全にかかっているという。GPFG倫理委員会は、PTアストラ・インターナショナルが、同鉱山の開発期間中に採掘面積の大幅な拡大を予定していること、商業的に可能であれば新たな鉱床開発も予定していること等を問題視した。
GPFG倫理委員会は、当該事案に関するリスク対策として、エンゲージメント等の手段も考慮したが、ダイベストメントが適切と判断。さらに、PTアストラ・インターナショナルの親会社が、ジャーディン・マセソン・ホールディングスとジャーディン・サイクル・アンド・キャリッジであり、今回まとめてダイベストメント判断となった。
【参照ページ】Decisions on exclusion
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