
飲料世界大手蘭ハイネケンのフランス法人は5月1日、同社初となる醸造所でのサーキュラーエコノミー化プロジェクト「Project Circle」を発足したと発表した。これまで廃棄物と見做されてきた固形残渣の使用済み穀物(BSG)をアップサイクルし、廃棄物と温室効果ガス排出量削減を進める。
Project Circleでは、LIFEプログラム、Duynie Feed、IDEX、Yilkins Drying Solutions等と協働し、BSGを繊維とタンパク質に分離し、様々な用途で再利用。タンパク質は70%以上の濃度で精製し、食品関連での利用を想定する他、繊維は再生可能エネルギー発電に活用する。
第1弾プロジェクトでは、フランスのモン=アン=バルールにある同社醸造所で展開がすでに始まっており、2025年までにフル稼働予定。さらに実証を行う醸造所では、熱源を天然ガスからバイオマス由来の再生可能エネルギーに展開することで、熱エネルギーによるスコープ1温室効果ガス排出量を約50%削減できる見込み。
同社は今後、2027年までに醸造所6拠点に同プロジェクトを展開していく。
【参照ページ】HEINEKEN France launches Project Circle
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