
化学世界大手独バイエルは5月28日、ゲノム編集技術農産物開発スタートアップ米Pairwise、韓国バイオテクノロジーG+FLASと協働し、ゲノム編集技術を用いたビタミンD3強化トマトの開発等を進めていると発表した。
ゲノム編集技術では、従来の育種技術よりも正確かつ迅速に、植物の遺伝子情報を改変可能。これにより、健康上の利点があるだけでなく、気候変動にも強い作物を開発できる可能性がある。
バイエルとG+FLASは、ビタミンD3を強化した栄養価の高いゲノム編集トマト品種の開発でパートナーシップを締結した。ビタミンD不足は、くる病等の健康問題を引き起こす可能性があり、世界中で推定10億人に影響を及ぼし、特に冬の日照時間が短い国々で見られる問題。
またバイエルは、Pairwiseからゲノム編集を行ったカラシ菜の商品化ライセンスを取得した。ゲノム編集技術でレタスより栄養価が高く、独特でフレッシュな風味を持つカラフルな葉野菜をミックス。ゲノム編集食品として初めて北米市場に導入した。
【参照ページ】Bayer advances genome-editing initiatives for nutrition enhanced vegetables
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