
英デービッド・キング卿が議長を務める独立諮問機関「気候危機アドバイザリーグループ(CCAG)」は6月26日、ボランタリー・カーボン市場(VCM)が果たす役割と課題及び将来の方向性をまとめた提言報告書を発表した。
カーボンオフセットに関しては、オックスフォード大学が2020年9月に「ネットゼロ整合カーボンオフセットのためのオックスフォード原則」を制定。高品質のオフセットを実現していくことや、削減系から除去系クレジットにシフトしていくこと等を提唱し、その後の議論に大きな影響を与えた。
CCAGは今回、「ネットゼロ整合カーボンオフセットのためのオックスフォード原則」を超える7つの提言を発表した。まずカーボンオフセットの科学的根拠と透明性を向上させるルールの整備。その一環で、測定・報告・検証(MRV)ルールの向上も提唱した。
続いて、コベネフィットの追求。「Do no harm」原則を確立し、カーボンクレジットの創出が人権侵害を含めた他の悪影響を及ぼさないことを確保する必要があるとした。また除去系クレジットを重視することもあらためて確認した。また、カーボンオフセットは、削減してもなお残る排出量「残余排出量」の中和のみに活用すべきとの考えも明確にした。
他には、クレジット品質の向上や、政府や国際機関によるルール整備の後押しの促進を掲げた。
【参照ページ】Climate Crisis Advisory Group calls for robust scientific standards and transparency to unlock potential of the voluntary carbon market
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