
ブリヂストンの欧州法人ブリヂストンEMEA、イタリアEni傘下の化学大手ベルサリス、イタリアのグループBB&Gの3社は9月2日、使用済みタイヤを新しいタイヤに再生するクローズド・ループ・リサイクルの確立を目的とした協定を締結したと発表した。
ブリヂストンEMEAとベルサリスは2021年3月、高機能合成ゴムの研究、製造、供給に関する共同開発で合意。今回、タイヤ熱分解の量産を開始したBB&Gが加わり、サーキュラーエコノミーの分野でも提携する形となった。
今回の協定により、3社は、イノベーション、知見、技術力を結集。使用済みタイヤ(ELT)を、BB&Gの熱分解技術を活用しタイヤ熱分解油(TPO)に変換し、従来品質と同等のタイヤ原料エラストマーを生産。その後、新たなタイヤを生産していく。
BB&Gは、過去10年間で、2世代のパイロットプラントを建設・操業。さらに2024年7月から、ポルトガルのファティマで量産施設の稼働を開始している。今後数ヶ月間で、最初のバッチのBB&Gオイルがベルサリスの工場に供給され、円形エラストマーを生産。それを使用し、ブリヂストンが2025年初頭に最初のタイヤを製造する計画。
ベルサリスも、樹脂のマテリアルリサイクルとケミカルリサイクルや、バイオ由来樹脂の研究開発を進めてきており、今回の提携により、ベルサリスは自社のリサイクル材料に関する技術的専門知識を基に、BB&G社の熱分解油を自社のサプライチェーンに統合。ISCC PLUS認証を取得する製品群「Balance」シリーズのラインナップを拡大する。
ブリヂストンは、2050年までに持続可能な原料比率100%を目標として掲げており、今回の提携もその一環。
【参照ページ】Bridgestone, Grupo BB&G and Versalis Create Closed Loop Ecosystem that Recycles Tyres to Tyres
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