
国際資本市場協会(ICMA)は10月7日、サステナブル・コマーシャルペーパー(CP)の市場動向をまとめたペーパーを発表した。サステナブル・コマーシャルペーパーが、サステナブルボンド(ESG債)を保管する役割を担うようになっていると伝えた。
サステナブルCPのモデル文書は、短期CPの「NEU CP」と中期CPの「NEU MTN」の双方について、フランス資本市場協会(ACI)、フランス運用業界業界団体AFG、フランス企業財務協会(AFTE)の3団体が2022年3月に策定している。
サステナブルCPについては、資金使途を社会・環境目的に限定する種類のものと、事前にKPIを設定するサステナビリティ・リンクCPの2つが登場している。リファイナンスでも用いられている。現在のサステナブルCPの市場規模は3,000億ユーロ(約50兆円)に達しようとしている。サステナブルCPの種別では、資金使途の60%がグリーン。ソーシャルは31%、サステナビリティが6%。サステナビリティ・リンクCPは3%。
今回のペーパーによると、累積発行数は、資金使途限定タイプが23件、サステナビリティ・リンクCPが10件。資金使途限定タイプのCPでは、発行体の67%が企業。20%が金融機関で、公的機関が13%。サステナビリティ・リンクCPは全て企業。
サステナビリティ・リンクCPでは、目標が達成できなかった場合のペナルティは、7件が後続発行のCPでは「サステナブルCP」とは呼べなくなるという要件を課している。残り3件は、寄付型の財務ペナルティを課している。
同ペーパーは、サステナブルボンドと同様に、サステナブルCPについても透明性を高めることを提言している。具体的には、資金使途限定タイプでは、資金使途、使途管理、報告の3つを、サステナビリティ・リンクCPではKPIとSPT及びペナルティの2つを、明らかにすることを推奨。さらに、インパクトのダブルカウント防止と外部レビューの取得についても考慮すべきとした。
【参照ページ】ICMA publishes new paper on the role of commercial paper in the sustainable finance market
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