
国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は9月19日、グリーンボンド基準「気候債券基準(CBS)」認証の対象とするアセットを拡大すると発表。現存アセットだけでなく、開発中や計画中の段階のアセットに対しても認証することを決めた。
今回の決定は、温室効果ガス排出量削減を加速させるため、対象範囲を拡大するというもの。計画中の段階のアセットでも認証を取得できるようにすることで、グリーンファイナンスを呼び込みやすくした。
但し、認証のインテグリティと厳格性を維持するため、計画中のアセットに対しては厳しい要件を適用する。具体的には、まず、完成した資産が関連セクター基準を完全に満たし、運用開始後に確実に気候変動目標に貢献することを示す十分な詳細情報を提供しなければならない。次に、プロジェクトの現段階において、必要な環境影響評価(環境アセスメント)や許認可を全て完了していることも条件となる。3つ目に、アセットがCBSの下で認証され続ける間、関連するすべての報告要件を遵守しなければならない。
【参照ページ】Expanding the Scope of the Climate Bonds Standard: Certifying Both Existing and Planned Assets
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら