
国際的な環境情報開示推進NGOのCDPは11月、国連気候変動枠組条約第29回バクー締約国会議(COP29)の場で、GRI及びEUの金融報告フレームワーク検討機関・欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)の間で、双方の基準の観点をCDP質問票に組み込み、整合性を高めていくことを発表した。
まず、CDPとGRIは11月14日、環境情報開示の合理化に向け協力関係を深めることで合意した。
今回の合意では、CDPの年次調査票への回答が、GRIスタンダードに沿った開示につながるということを双方が認識したもの。今後、双方の設問やガイドラインの内容の合理化を検討する。具体的には、相互運用性を高めるためのマッピングや、CDPの質問票と気候変動、水、生物多様性に関するGRIスタンダードのテーマ別スタンダードの評価等、両組織の技術的な連携を進展させていく。
CDPは今回の発表の中で、CDPの調査票はすでに、GRI303「水・廃水2018」、及び気候変動関連開示と部分的に準拠していると説明。今後、GRI101「生物多様性2024」と、GRIが2025年第1四半期に発行予定の気候・エネルギー基準に関しても、追加的なマッピングと整合性を検討していくとした。
また、CDPは11月12日、EFRAGとの間で、CDPの気候変動関連の質問票設問と、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の気候変動基準(ESRS E1)のマッピング結果を発表。共通性が高いことも表明した。2025年初旬にマッピングの詳細結果を公表する予定。
CDPは今回、質問票とESRS E1の整合性を強化することを2025年に検討することも伝えた。さらに、CDPとEFRAGは協力し、ESRSと2025年版CDP質問票のマッピング・ガイダンスを策定し、今後の開示サイクルで企業をサポートしていくことも表明した。
【参照ページ】CDP and GRI deepen collaboration to streamline environmental disclosure
【参照ページ】CDP and EFRAG Announce Extensive Interoperability Between CDP Questionnaire and EU Sustainability Reporting Standards
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