
仏エネルギー大手トタルエナジーズ、エネルギー世界大手英bp、エネルギー世界大手英シェル、ノルウェー・エネルギー大手エクイノールの4社は11月15日、アフォーダブル(手頃な価格)で持続可能なエネルギーアクセスを確保するため、今後数年間で5億米ドル(約770億円)のインパクト投資を行うと発表した。
今回4社は、過去数年、マクロ経済ショックとエネルギー価格高騰で、普遍的なエネルギーアクセスに向けた進捗は停滞していることを課題視。2022年には、電気へのアクセスがない世界人口は約1,000万人増加し、6億8,500万人に達している。また主にサブサハラ・アフリカと東南アジアで、約21億人がクリーン調理設備にアクセスできず、家事の負担を負うことが多い女性や少女に不均衡な影響を与えている。
今回4社が共同拠出する5億米ドルは、プライベートエクイティ・ファンドを通じて投資する。太陽光発電、ミニ/メトログリッド、クリーン調理ソリューション、電気自動車(EV)、蓄電、エネルギーマネジメント・ソリューション等を対象とし、主にサブサハラ・アフリカ、南アジア、東南アジアにおける影響力の大きなプロジェクトを支援する。雇用創出や健康状態の改善等にもつなげたい考え。
投資でのインパクトを拡大するため、政府、国際機関、金融機関、企業、NGO、慈善団体等も連携。ナレッジの共有、技術支援の提供、市場障壁への対応等を実現していく。
【参照ページ】COP29: TotalEnergies, bp, Equinor and Shell join forces to help increase access to energy
【参照ページ】bp, Equinor, Shell and TotalEnergies join forces to help increase access to energy
【画像】Equinor
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら