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【中国】CATL、120km正面衝突耐用のEVシャーシ開発。スペインでは欧州第3工場建設へ

 EVバッテリー世界大手中国CATL(寧徳時代新能源科技)は12月24日、世界初の安全スケートボード・シャーシ「CATL Bedrock Chassis」を正式発表した。時速120kmの正面衝突でも引火・爆発しない性能を実現した。

 CATLが開発を進めるスケートボード・シャーシは、バッテリーユニット、モーター、冷却システム、電圧制御システム等のEV関連ユニットをシャシーと一体設計することで、性能の空間効率を引き上げる新たな車両設計思想を実現するもの。「Cell-to-Chassis(CTC)」とも言われている。

 今回のCATL Bedrock Chassiは、シャーシを車体上部から切り離して設計することで、車両の衝突エネルギー吸収率を従来の約60%から85%にまで向上。火災や爆発、熱暴走を起こすことなく、時速120kmの正面中央ポール衝突試験に合格した。中国のC-NCAP(中国新車アセスメントプログラム)の前面衝突安全テストの速度は時速56kmが標準となっており、時速120kmでは、時速56kmの衝突の4.6倍の衝突エネルギーが発生する。さらに電柱、大木、動物等の非標準物体との衝突をシミュレートすると、時速56kmの21倍の衝撃となる。

 CATLは12月10日、ステランティスとの間で、スペインのサラゴサに欧州の大規模リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリー工場を建設する合弁会社を設立するため、最大41億ユーロ(約6,700億円)を投資することで合意。2026年末までに生産を開始する予定。生産能力は、EUやスペイン政府からの支援次第で、最大50GWhになると伝えた。実現すると、CATLにとってすでに稼働しているドイツとハンガリーの2つの工場に加え、3つの工場が誕生することになる。

 さらにCATLは12月18日、EVバッテリー交換ステーション「Choco-Swapステーション」の新型モデル2つを発表。リン酸鉄リチウム(LFP)とNMCの双方に対応し、2025年には1,000カ所、中期で10,000カ所、将来的には30,000カ所の建設を計画していると表明している。現在中国には、ガソリンスタンドが10カ所あり、30,000カ所の設置で、バッテリー交換の市場シェアを3分の1にまでとりにいく。

 バッテリー交換の所要時間は、ガソリンやディーゼルの給油と並ぶ100秒。作業の成功率は99.99%を保証する。交換費用はガソリンよりも低くなる。バッテリー交換ステーションでは、充電、蓄電、交換までを一気通貫で行う。バッテリー交換ステーションの展開は、パートナー企業と協働で行い、すでにパートナー企業数は100を突破している。

【参照ページ】CATL Launches the Bedrock Chassis That Withstands 120 km/h Impact Without Catching Fire or Exploding 【参照ページ】Stellantis and CATL to Invest Up to €4.1 Billion in Joint Venture for Large-Scale LFP Battery Plant in Spain 【参照ページ】CATL Launches Battery Swap Ecosystem with Nearly 100 Partners

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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