
米アップルは2月24日、今後4年間で過去最大規模の5,000億米ドル(約75兆円)を米国内に投資すると発表した。
まず、パートナー企業と協働し、米テキサス州ヒューストンに新たな先進製造施設を開設。同社のAIプラットフォーム「Apple Intelligence」をサポートするサーバーを製造する。2026年に開設予定の25万ft2のサーバー製造工場で、数千人の雇用が創出される予定。工場稼働は100%再生可能エネルギー。
同社は同時に、ノースカロライナ州、アイオワ州、オレゴン州、アリゾナ州、ネバダ州にあるデータセンターの容量も継続的に拡大していく。米国で組み立てられたサーバーは、Appleのインテリジェンスを動かす上で重要な役割を果たす。
次に、2017年に設立した米国先進製造ファンドの金額を50億米ドルから100億米ドルへと2倍に増やす。同ファンドは、すでにケンタッキー州、ペンシルベニア州、テキサス州、インディアナ州等の13州のプロジェクトを支援し、地域ビジネスの構築、従業員のトレーニング、Apple製品のための幅広い革新的な製造プロセスや素材の開発に貢献してきている。
同社のサプライヤーはすでに、アリゾナ州、コロラド州、オレゴン州、ユタ州を含む12州にある24の工場で、半導体関連製品を製造中。今後、アリゾナ州にあるTSMCの半導体工場に同ファンドを通じて数十億米ドルを投資し、同社向けの半導体供給を確保する。同ファンドは今後、半導体関連向けの投資を積極化すると見られる。
3つ目は、全米での研究開発投資の拡大。同社の独自半導体「A18チップ」や「Apple C1」の開発に投じてきた投資をさらに拡大し、今後4年間で、約2万人の雇用を計画。その大半は研究開発、シリコンエンジニアリング、ソフトウェア開発、AI、機械学習の分野となる。
4つ目は、米ミシガン州デトロイトに「Apple Manufacturing Academy」を開設し、次世代の米国製造業従事者の育成を実施する。同社のエンジニアとミシガン州立大学等の専門家が、AIやスマート製造技術の導入について中小企業にアドバイスしていく。同アカデミーは、プロジェクト管理や製造工程の最適化等、労働者に不可欠なスキルを教えるスキル開発カリキュラムを備えた無料の対面式とオンラインのコースも提供。特に、企業のサプライチェーンにおける生産性、効率性、品質の向上に主眼を置く。
【参照ページ】Apple will spend more than $500 billion in the U.S. over the next four years
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