
EUの金融報告フレームワーク検討機関European Financial Reporting Advisory Group(EFRAG)のサステナビリティ報告評議会(SRB)は4月15日、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)に基づく欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)簡素化に関する作業計画について会合を実施。同日が欧州委員会への報告期日だったが、作業計画で合意できなかった。最初から動きが難航している。
今回の意見募集は、欧州委員会が2月26日にESRSを簡素化する政策を発表したこと伴うもの。欧州委員会は3月27日、EFRAGに対し、ESRS改訂に関するテクニカル提言をまとめるよう委託。提出期限は10月31日に設定されている。加えて、4月15日までに作業計画を欧州委員会に提出することも要求していた。
今回示された作業計画案では、4月から7月までに、ステークホルダーからの意見募集した上で、実質的な簡素化に関する方向性での合意構築と他の文書等からの情報収集を同時に進め、7月末までにESRS改正草案を策定。8月と9月にパブリックコメントを募集し、10月に最終版を策定するという内容だった。
【参考】【EU】EFRAG、ESRS簡素化作業開始。現行基準の課題や改善点を幅広く募集(2025年4月10日)
しかし、同日の会合では、29人の委員のうち10人が反対。理由としては、パブリックコメントから最終版を策定するまでに1ヶ月しかないことや、それ以外のスケジュールについても詳細が固まっておらず、10月31日の完成に多くの委員が自信を持てていないことが明らかとなった。
SRB事務局は、欧州委員会に対し、期日を延期する必要があることを協議しつつ、新たな作業計画案を次週再度審議する考え。また、SRB委員全員が集まれる日程確保が難しいことから、メール等を駆使しながら、承認に必要な賛成数を集めるとした。
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