
インドネシア環境・林業省と、国際的なボランタリーカーボンクレジット発行団体ゴールド・スタンダード財団は5月8日、カーボンクレジットに関する相互認証協定(MRA)を締結した。
今回のMRA締結は、2021年に制定されたインドネシア大統領規則98号の第77条、及び2022年に制定されたカーボンプライシング実施ガイドラインに関する20環境・林業相規則第21号の第86条に基づくもので、ゴールド・スタンダードはMRAを締結した初の相互承認メカニズムとなった。
今回のMRA締結により、インドネシアの国内法遵守を前提として、ゴールド・スタンダード認証がインドネシア政府公認の認証となった。これにより、インドネシア政府は、パリ協定に基づき設定している国別削減目標(NDC)の達成につなげる。同省は、他にも複数の機関とMRA締結に向けた交渉を進めている。
同MRAに基づく制度では、カーボンクレジット創出プロジェクト事業者は、ゴールド・スタンダード認証を選択した場合、同認証の手続に則り、カーボンクレジットが発行される。その後、インドネシア環境・林業省管轄の国家登録システム「SRN PPI」に自動的に手動登録され、発行されたクレジットは、ゴールド・スタンダード認証ラベルを使い続けることができる。同省とゴールド・スタンダード財団は今後、ダブルカウントを避けるため、合同タスクフォースを設置し、認証手続と2つの登録簿間の登録調整手続を固める予定。
一方、創出したカーボンクレジットを、インドネシアのコンプライアンス市場向けに移行する場合、SRN PPIから、インドネシア認証排出削減量(SPEI)に転換する手続が必要となる。また、インドネシア炭素取引所(IDXCarbon)でクレジットを売買する場合にも、SPEIへの転換が必要となる。
【参照ページ】Gold Standard Signs Mutual Recognition Agreement with Indonesian Government
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