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【国際】国連グローバル・コンパクトとUNEP FI、「海洋投資プロトコル」策定。金融機関も企業も

 国連グローバル・コンパクト(UNGC)と国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は5月28日、持続可能な海洋経済に向けた資金動員を加速する包括的指針「海洋投資プロトコル」を策定した。金融機関、保険会社、再保険会社、海洋産業、政府、開発金融機関に対し、SDG14(海洋生態系)を含む持続可能な開発目標(SDGs)達成のための行動を提唱した。

 海洋経済(ブルーエコノミー)の分野では、欧州委員会、欧州投資銀行(EIB)、世界自然保護基金(WWF)、英チャールズ皇太子のInternational Sustainability Unit(ISU)が2018年に「持続可能なブルーエコノミー・ファイナンス原則」を策定。UNEP FIも支持してきた。また、UNGCも2019年に企業向けに「持続可能な海洋原則(SOP)」を策定し、署名を呼びかけてきた。

【参考】【国際】国連グローバル・コンパクト、「持続可能な海洋原則(SOP)」策定。企業署名募集(2019年9月16日) 【参考】【国際】EIBやWWF等、海洋保護のためのブルーファイナンス原則発足。署名機関募る(2018年3月13日)

 同プロトコルでは、「海洋経済」の定義として、漁業・養殖及びバリューチェーン、海運、港湾、海洋再生可能エネルギー、観光、廃棄物管理、沿岸インフラ、海洋・沿岸生態系の保全・保護・再生、海洋関連研究、海洋・沿岸関連の自然を軸としたソリューション(NbS)の10個を挙げている。

 金融機関に対しては、国際資本市場協会(ICMA)の各原則、UNGCの「持続可能な海洋原則」、「持続可能なブルーエコノミー・ファイナンス原則」の活用や、透明性の高い情報開示、科学的根拠に基づく目標設定、投資先企業の取締役会へのエンゲージメント等を要請。保険会社(再保険含む)に対しては、海洋環境に害をもたらす行動を防止し、適切な海洋経済業界のリスク管理、ブレンデッド・ファイナンスを支援する保険商品の提供等を要請した。

 海洋経済関連企業に対しては、「持続可能な海洋原則」への署名を求めるとともに、事業の海洋に対するインパクト・依存の評価、ESGデータ開示、科学的根拠に基づく目標設定、アクションプランの策定、イノベーション・研究開発等を要請した。

 同プロトコルは、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、科学的根拠に基づく目標等に関し、海洋経済に関するものを集約したものとなっている。今後、開発金融機関を中心に、セクター別ロードマップを策定していく予定。また、持続可能な実践へのインセンティブを奨励するための政策・規制の整備も支援していく。

【参照ページ】New UN Protocol charts investment pathway for a sustainable ocean economy

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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