
電力証書の国際基準策定団体I-TRACK財団は6月11日、国境を越えた再生可能エネルギー証明書(REC)枠組みの開発に着手したと発表した。
今回の施策は、シンガポール通商産業省(MTI)からの公募受託事業。同省は、RECの越境活用の仕組みを確立することで、シンガポールの再生可能エネルギー比率の向上を狙う。一方、I-TRACK財団としては、今回の要件を確立できれば、ASEAN全域やASEAN以外の地域でも利用可能な枠組みの道が拓けると見ている。
開発する枠組みでは、GHGプロトコルのスコープ2ガイドラインや、CDPの越境エネルギー取引に関する作業文書等、国際的に認められた資料で示されたベストプラクティスを基盤とする。その上で、地域レベルの電力取引とリンクした現実のデータの文脈に適合したトラッキングの品質原則を固める。
特に、国境を越える系統接続を通じたRECの移動と物理的な電力の流れとの検証可能なデータ連携の確立、二重計上を防止するための運用、残余ミックス等の国家統計の整合性を確保、国家レベルまたは企業レベルでの一貫した報告実践の実現等を検討する。
【参照ページ】The I-TRACK Foundation to support development of cross-border REC framework for Southeast Asia
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