
英エネルギー安全保障・ネットゼロ省は6月23日、「クリーンエネルギー産業セクター計画」を発表した。2024年7月に創設した国営再生可能エネルギー開発会社「グレート・ブリティッシュ・エナジー」に7億ポンド(約1,400億円)追加投資する。
【参考】【イギリス】政府、再エネ開発に2800億円。洋上風力を重視。浮体式や潮力にも500億円(2024年8月3日)
英政府は、2035年までにクリーンエネルギー産業への投資を、現在の水準の2倍以上以上となる年間30億ポンド以上(約6,000億円)に拡大する目標を掲げている。
また、エネルギー安全保障・ネットゼロ省とグレート・ブリティッシュ・エナジーは6月17日、洋上風力発電のサプライチェーンに10億ポンド(約2,000億円)を投資する計画を発表している。内訳は、グレート・ブリティッシュ・エナジーが3月にすでに発表していた3億ポンド、英国王室領を管理する公益法人Crown Estateが港湾施設、サプライチェーン製造、研究・試験施設を含む新たなインフラ整備に4億ポンド、産業界が先進的なタービン技術や基礎構造物等のサプライチェーン構築に3億ポンド。同省は、グレート・ブリティッシュ・エナジーが3億ポンドの投資を発表したことで、追加で7億ポンドの追加投資を誘発したとの見方をしている。
今回発表した計画では、浮体式洋上風力発電、系統、最先端の水素インフラ等に関する重要部品を英国内で製造することを目的とし、グレート・ブリティッシュ・エナジーが資金を供給する。
洋上風力発電への投資では、グレートブリティッシュ・エナジーは、2024年に英政府が創設した「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」、スコットランド国立投資銀行、Crown Estate、Crown Estate Scottland、ウェールズ開発銀行との間で、公的機関の統一エコシステムを開発していくことに合意している。
また同省は、サイズウェルC(SZC)原子力発電所の建設予算と、小型モジュール炉(SMR)の開発、炭素回収・利用・貯留(CCUS)向けの予算も確保している。
【参照ページ】Clean energy future to be 'built in Britain'
【参照ページ】Great British Energy lands deal to deliver offshore wind jobs
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