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【イギリス】政府、再エネ開発に2800億円。洋上風力を重視。浮体式や潮力にも500億円

 英エネルギー安全保障・ネットゼロ省は7月31日、英国のエネルギー安全保障を強化するため、国産の再生可能エネルギープロジェクトの予算を5億ポンド(約940億円)積み増し、過去最高の15億ポンド(約2,800億円)にする政策を発表した。前スナク政権が3月に発表した予算を50%以上を増額した。

 今回発表された予算は、政府が実施する差金決済(CfD)スキーム型の再生可能エネルギー・オークション第6ラウンド(AR6)に投じる予算。15億ポンドの内訳は、着床式洋上風力発電分野に3億ポンド増の11億ポンド、陸上風力発電や太陽光発電等の既存技術に6,500万ポンド増の1億8,500万ポンド、浮体式洋上風力発電や潮力発電等の新興技術に1億6,500万ポンド増の2億7,000万ポンド(約500億円)。

 差金決済スキームでは、再生可能エネルギー発電所開発事業者が再生可能エネルギー・プロジェクトの実施を支援する契約を入札し、最低価格を提示した事業者が落札となる。落札価格と、変動する電力市場価格の差額が、政府からプレミアムとして補填される。

 前政権が実施した2023年のラウンドでは、洋上風力発電での応札がゼロ。背景には、部材や工事の価格が高騰する中で、洋上風力発電に関しては上限価格の減額を敢行。洋上風力発電事業者が政府の方針にボイコットする形となっていた。その後2023年11月には、着床式洋上風力では、1MWh当たり44ポンド(MWh)から73ポンドに、浮体式洋上風力発電では、同116ポンドから176ポンドへと入札上限価格が引き上げられていた。

 現スターマー政権は、前政権の政策について「昨年のオークションは大失敗」と述べ、高価な化石燃料からエネルギー自給への移行を遅らせたと批判した。AR6での着床式洋上風力発電への予算は、従来のオークションの累計よりも多い金額となる。また、洋上風力発電を増加することで、不安定化するガス価格からの影響を緩和し、電気料金の安定化につながるとの考えも示した。AR6は8月に実施され、2024年9月に落札プロジェクトが発表される。

 スターマー政権は7月25日、公約としていた国営再生可能エネルギー開発会社「グレート・ブリティッシュ・エナジー」を、英王室不動産管理会社クラウン・エステートと協働で創設。英王室が所有する海域で、2030年までに設備容量20GWから30GWの洋上風力発電新規増設を目指すことも発表している。同プロジェクトには、国家予算を83億ポンド(約1.6兆円)投ずる。

【参考】【イギリス】スターマー政権、施政方針演説。35本以上の立法を表明。エネルギー・労働分野も(2024年7月18日)

【参照ページ】Record breaking funding for clean energy in Britain 【参照ページ】Boost for offshore wind as government raises maximum prices in renewable energy auction 【参照ページ】Great British Energy founding statement

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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