
英ESG投資推進NGOのShareActionは5月21日、世界の運用会社76社のESG投資実践ランキング報告書「Point of No Returns」の2025年版を発行した。同報告書の発行は今回が5回目。日本企業では6社が対象となった。
同ランキングでは、気候変動、生物多様性・自然資本、社会、ガバナンス&スチュワードシップの4つの観点で、2024年6月から12月までに運用会社を評価。76社の運用資産の合計は80兆米ドル(約1.2京円)。運用会社セクターは、上位500社で130兆円(約1.9京円)の運用資産を保有しており、対象の76社のシェアは50%を超える。
(出所)ShareAction
ランキングの首位はRobeco。また2位には同じくオランダのAPG Asset Managementがつけ、この2社までがスコア75%以上のA評価だった。
B評価は、アクサ・インベストメント・マネジメント、BNPパリバ・アセット・マネジメント、AVIVA Investors、ノルデア・アセット・マネジメント、アリアンツ・グローバル・インベスターズ、SEBアセット・マネジメント、Achmea Investment Management。
C評価には、初めて欧州系以外から野村アセットマネジメントが15位にランクイン。C評価は他に、リーガル&ゼネラル・インベストメント・マネジメント。シュローダー、アムンディ、Eurizon Capital、PGGM、Ofi Invest Asset Management、M&Gインベストメント・マネジメント、ドイチェ・アセット・マネジメント。
日系では他に、アセットマネジメントOneが45位、日興アセットマネジメントが49位、三井住友トラスト・アセットマネジメントが50位、三菱UFJ信託銀行が65位、ニッセイアセットマネジメントが66位。
米系のトップは、23位のティー・ロウ・プライス。ブラックロックが53位、バンガードが68位、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が61位、フィデリティ・インベストメンツが74位だった。
全体傾向では、欧州系が米系により評価が高かった。また生物多様性・自然資本では全般的に低いスコアだった。経年変化では2022年以降、スコアの伸びが鈍化傾向にあることも伝えた。一方、化石燃料に対する方針が最も厳格なのは、APG Asset Management、Nordea Asset Management、Ofi Invest Asset Management、SEB Asset Managementの4社と特定した。
【参照ページ】Asset managers turn a blind eye to destruction of planet as progress stalls on responsible investment
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