
国際的なボランタリーカーボンクレジット発行団体米Verraとゴールド・スタンダードは7月16日と17日、各々、国際民間航空機関(ICAO)の国際航空カーボンオフセット・削減スキーム(CORSIA)で活用できるカーボンクレジット保険制度を開始した。
CORSIAは、2024年から2026年までを第1フェーズ、2027年から2035年までを第2フェーズと位置づけており、第1フェーズは各国の自主参加、第2フェーズは義務参加としている。また、CORSIAで活用されるカーボンクレジットは、パリ協定6条に基づくホスト国の国別貢献目標(NDC)とのダブルカウント(二重計上)を防止することが義務付けられている。
【参考】【国際】ICAO総会、国際線への温室効果ガス排出削減制度で画期的な合意。排出権購入を義務化(2016年10月24日)
Verraとゴールド・スタンダードが発行するカーボンクレジットは2024年10月30日、ICAOから第1フェーズのCORSIA適格クレジットとして承認。CORSIAが定める削減目標を達成するために、航空会社は双方のカーボンクレジットを活用することが認められている。
【参考】【国際】Verra、ICAOから第一段階期間でのCORSIA適格承認。VCS基準に追い風(2024年10月31日)
今回開始された保険制度は、パリ協定6条に基づくホスト国の国別貢献目標(NDC)とのダブルカウントが発覚した場合に、航空会社は代替クレジットや財務的な補填が受けられるというもの。保険を提供するのは一般の保険会社だが、Verraとゴールド・スタンダードは、保険契約を締結する上でのプロセスや基準を保険会社に向けに策定した。さらにゴールド・スタンダードは、同保険を提供する保険代理店としてハウデングループを競争入札により指定した。
加えて、Verraとゴールド・スタンダードが発表した保険基準では、世界銀行グループの多国間投資保証機関(MIGA)が提供するカントリーリスク保険も適用されることが明らかにされた。
【参照ページ】Verra Releases Criteria for Insurance Products for CORSIA-Eligible Carbon Credits
【参照ページ】Gold Standard Launches Insurance Assessment Process to Support CORSIA Credit Eligibility
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