
森林保護推進の国際NGO森林管理協議会(FSC)とドイツ認証機関アシュアランス・サービス・インターナショナル(ASI)は8月11日、ベトナム森林管理を対象とした取引情報監査結果を発表した。
FSCでは、流通事業者向けのチェーン・オブ・カストディ(CoC)認証の取得団体を対象に、不定期で監査「TVループ」を実施しており、2023年にベトナム森林管理を対象としたTVループを開始。2022年1月から12月までの期間、ASIが森林管理認証取得機関56社とCoC認証取得機関368社から取引データを収集し、ベトナムの森林面積241,600ha以上の取引状況をチェックした。
TVループの結果では、取引データの提出要請に応じなかった6社が認証の停止措置を受けた。また、一部の認証取得機関は自主的に認証を返上した。さらに今回の監査の結果、3つの認証取得機関に対し認証の一時停止や停止を勧告した。調査を故意に妨害した1つの認証取得機関についても、停止対象として検討中と伝えた。
また同監査の結果では、買い手と売り手を同一グループ企業同士で行うケースがあることを発見。グループ企業間取引は禁止されていないが、書類作成の不備等のリスクがあるとした。また、アカシア植林地の一部で、育成から栽培までの期間が短縮されているケースがあることも発覚し、今後問題がないか調査を進める考え。
今回FSCは、バイオマス発電用に日本がベトナムから木質ペレットを購入している傾向があることを強調した。また韓国も同様にバイオマス用にベトナム産の木質ペレットを購入してきたが、2025年1月に同政策を廃止しており、日本のリスクが大きいとの見方も示した。
【参照ページ】Final results of the Vietnam Forest Management investigation
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