
科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)は9月15日、企業版の基準のマイナー改訂を発表。最新版が、企業版ネットゼロ・スタンダードは1.3版、短期目標基準は5.3版となった。
今回の改訂のポイントは4つ。まず、生物起源排出量の算定において、上流部門の算定要件を更新し、他の種類の生物起源排出にも適用対象を拡大。GHGプロトコルとの整合性を高めるため、目標対象範囲の要件を明確化した。
次に、目標年度とサプライヤー及び顧客とのエンゲージメント目標について、適用対象となる目標年度を明確化するため、脚注を削除した。
石油、天然ガス、石炭等の化石燃料の販売、輸送、流通においては、化石燃料関連排出量が最小限の企業に対する化石燃料目標の義務付けに例外規定を導入した。具体的には、ライターや使い捨てキャンプ用ガスボンベ等、個人向け偶発的用途の化石燃料製品を少量販売する場合と、販売・輸送・流通した化石燃料によるスコープ3カテゴリー11排出量が、総スコープ3排出量の1%未満かつ100,000t未満の場合には、化石燃料目標の設定が不要となった。
また短期目標基準では、2030年を目標年度とすることを推奨する規定が追加された。
今回の改訂は即時に発効された。但し、SBTiの既承認企業や申請中企業は、目標の再提出は不要。
【参照ページ】What’s new: minor updates to enhance usability across SBTi target-setting resources
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