
国際サステナブル・ツーリズム普及イニシアチブTravalyst(トラバリスト)は9月23日、ホテルや旅行・観光関連のサステナビリティ関連データ・プラットフォーム「データ・ハブ」の初期バージョンを開発したと発表した。業界の中で断片化されている情報を集約し、消費者に信頼性の高いデータを提供していく。
今回開発した「データ・ハブ」は、個々の事業者とデータプロバイダーの双方からのサステナビリティ関連データを取り込めるようになっており、収集したデータを比較可能な形式に加工し、配信。用途としては、予約サイトでの表示、社内での分析ダッシュボード、ベースラインの作成、目的地設定等が想定されている。温室効果ガス排出量データに関しては、GHGプロトコルに準拠し、今後はEUの「PEF(製品環境フットプリント)」にも準拠できるようにする。
特に今回開発された初期バージョンでは、ワールド・サステナブル・ホスピタリティ・アライアンス(WSHA)が2024年に策定したホテル業界向けの共通環境KPI、認証情報、基本属性データの提供に焦点が当てられている。今後のリリースでは、宿泊施設、目的地、鉄道、エンドツーエンドの旅程を網羅した生物多様性や社会関連のサステナビリティデータについても対象としていく予定。
【参考】【国際】WSHA、ホテル業界サステナビリティ共通KPI策定。5指標で構成。COP29(2024年11月21日)
また初期バージョンでは、大規模データプロバイダーから選択的にデータを収集。すでにTravalystに加盟している旅行代理店やビジネス旅行プラットフォームに対してデータを共有する形で運用が開始される。今後は、データポイント、データ種別、データ量を増やし、最終的には、あらゆる企業とあらゆる旅行のサステナビリティストーリーを語れるようにする考え。
同団体は2024年9月、サステナビリティSaaS開発のWeevaを買収。Weevaの知的財産権を活用し、12ヶ月で今回の初期バージョンの開発にこぎつけた。同団体には現在、グーグル、エクスペディア、Booking.com、Skyscanner、Trip.com Group、Tripadvisor、Amadeus、Travelport、Sabre、VISA、マスターカード等14社が加盟している。
【参照ページ】Travalyst launches the Data Hub – a new sustainability data platform built to support industry-wide systems change
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