
食品世界大手スイスのネスレは5月7日、ロブスタコーヒー6品種を混植することで、一般的な現地品種と同じ投入量で収量を最大86%増加できるとの研究結果を発表した。気候変動への適応とコーヒー農家の生計向上を進める。
今回の研究は、同社の農業科学研究所とコートジボワール国立農業研究センター(CNRA)が共同で実施。2018年以降、コートジボワール国内4地域でロブスタ18品種を対象に、収量、風味、豆品質、旱魃耐性、気候ストレス下での総合性能を評価した。
研究の結果、最も性能が高かった6品種を選定。内訳はネスレ開発が2品種、CNRA開発が4品種。追加試験では、同6品種を組み合わせて植えることで、収量増加に加え、気候ストレス下での性能と、コーヒー抽出時の品質も向上した。官能試験では、同ロブスタ混合品種から作ったコーヒーは、ロブスタ特有の苦味や木質感が少なく、より滑らかな風味を持つことも確認。同6品種はすでにコートジボワールで正式登録済み。
同社は今後、持続可能なコーヒー調達プログラム「Nescafé Plan」を通じ、同6品種をコーヒー農家に提供していく予定。同国ザンバクロの実証農場を中心に、現地研究機関等と連携したコーヒー育種に加え、農家向けにリジェネラティブ農業の実地研修も進めていく。
【参照ページ】New research reveals how a carefully selected mix of coffee varieties unlocks higher yields
【画像】Nestlé
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